これまでの経緯③「フードバンクおおいたの設立(28.6.30)」

フードバンクおおいたの設立総会が平成28年6月30日(木)に大分県総合社会福祉会館で開かれました。設立総会後には、食品贈呈式があり、市町村社協を代表して佐伯市社会福祉協議会の今山正弘さんとこども食堂を代表してNPO法人たすけあい組織鼓楼の田原京子さんに米を贈呈しました。

その後、NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインの原田昌樹理事長の記念講演があり、また、フードバンク事業活用事例として県社協(藤田亘宏)、あんのんこども食堂(高橋護)、地域支え合いセンター(田原京子)、しげまさ子ども食堂(首藤文枝)から発表がありました。

総会終了後には、参加した市町村社協やこども食堂に、寄贈された米などの食品を持ち帰って貰いました。

我が国ではこどもの6人に1人が相対的貧困状態にあり、母子世帯では2世帯に1世帯が相対的貧困の中で生活を余儀なくされているといわれており、こどもやひとり親世帯の貧困が大きな社会問題となっています。

その一方で、我が国の食品流通の現場では、包装の破損や印字ミス、賞味期限・販売期限等の理由により、品質には問題がない食品まで廃棄されている現状があり、食品ロスが問題となっています。
このため、大分県社会福祉協議会では、この二つの問題を結びつけ、まだ食べられるのに様々な理由で廃棄処分されてしまう食品を、食べ物に困っている人や福祉施設、さらにこども食堂などに届けるフードバンク事業を行うこにしました。また、この仕組みを活用して災害時に被災者にも食品を送り届けることにしています。

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